仕事に関するトラブルで困ったときは、「総合労働相談コーナー」に相談できます。あらゆる分野の労働問題を、無料で相談できる窓口です。相談だけで終わらず、労働局による助言・指導や、第三者が間に入る「あっせん」につなげることもできます。
まずはここ:総合労働相談コーナー
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 場所 | 各都道府県労働局や、全国の労働基準監督署内など378か所 |
| 費用 | 無料 |
| 予約 | 不要 |
| 方法 | 面談または電話(専門の相談員が対応) |
| 休み | 土日・祝日、年末年始(12月29日〜1月3日) |
| 利用できる人 | 労働者・事業主のどちらでも。学生・就活生、外国人労働者(多言語)も可 |
解雇、雇止め、配置転換、賃金の引下げ、募集・採用、いじめ・嫌がらせ、パワハラなど、あらゆる分野の労働問題を相談できます。性的指向・性自認に関連する労働問題も対象です。
平日の夜・土日なら:労働条件相談ほっとライン
仕事が終わってから、または休みの日に相談したいときは、厚生労働省の委託事業「労働条件相談ほっとライン」が使えます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 電話番号 | 0120-811-610(無料) |
| 受付時間 | 平日17:00〜22:00、土日・祝日9:00〜21:00(12月29日〜1月3日は休み) |
| 匿名 | 匿名でも相談できる |
| 言語 | 日本語を含む13言語(言語ごとに番号が分かれています) |
| 対象 | 違法な時間外労働、過重労働による健康障害、賃金不払残業など、労働基準関係法令に関する問題 |
セクハラ・パワハラなどの相談は、ほっとラインから専門の窓口が案内されます。
相談の先にある解決の方法
総合労働相談コーナーは、「個別労働紛争解決制度」の入り口です。この制度には3つの方法があり、どれも無料で、労働者・事業主のどちらからでも利用できます。
- 総合労働相談コーナーでの情報提供・相談:法律や裁判例、使える制度を教えてもらえます。
- 都道府県労働局長による助言・指導:労働局長が、紛争の当事者に問題点を指摘し、解決の方向を示します。
- 紛争調整委員会によるあっせん:弁護士や大学教授などの専門家が間に入り、話し合いによる解決を目指します。
あっせんの特徴
- 申請は簡単な書式1枚で、手数料はかかりません。
- 手続は非公開です。
- 申請を受け付けてから終わるまで、平均で2か月ほどです。
- 合意できたら合意文書を作り、その内容は民法上の和解契約としての効力を持ちます。
- 相手方の参加は義務ではありません。相手が参加しない場合や、双方の主張の隔たりが大きく解決の見込みがない場合は、打ち切られます。
これらの制度を利用したことを理由に、事業主が労働者を不利益に取り扱うことは、法律で禁止されています。
あっせんで解決しない場合は、裁判所の労働審判や訴訟、労働委員会など、別の手段を案内されることがあります。
相談の前にそろえておくもの
相談をスムーズに進めるために、手元にあるものをそろえておきましょう(本サイトによる整理です)。
- 雇用契約書・労働条件通知書、就業規則
- 給与明細、源泉徴収票
- 勤務時間の記録(タイムカード、業務メール・チャットの送信時刻、自分のメモなど)
- 解雇通知書や、上司・会社とのやりとりの記録(日時・相手・内容)
- いつ、何があったかを時系列でまとめたメモ
確認先
- 厚生労働省「総合労働相談コーナーのご案内」
- 厚生労働省「個別労働紛争解決制度(労働相談、助言・指導、あっせん)」
- 厚生労働省「労働条件相談ほっとライン」
- 青森労働局「紛争調整委員会によるあっせん」制度の概要
- あかるい職場応援団「紛争調整委員会によるあっせん」(解決事例)
詳しい場所や受付時間は、住んでいる地域の労働局のページで確認してください。